10月前半のやったこと

カミツレの花 取り組んだこと

こんにちは、yasuhaです。
今日もご覧くださりありがとうございます。
今回も、フリーランスのwebデザイナーを目指す障害当事者(障害者)であるyasuhaの、生活や勉強について書いていきます。

10月前半のやったこと

  • イラレの学習
  • 本を読んだ

なんとも言えず冴えないというか、できたというほどできた感じもなく、まったくなにもできなかった訳でもなく……。全体的に苦しい半月を過ごしました。
「勉強」としてはぜんぜんできなかったなというのが正直なところです。
そういうときにどうやって過ごすのか、そもそもわたしはなにを大事にして過ごすのか? と考えることを迫られている気分でした。

イラレの学習

最初に取り組んでいた、動画教材によるイラレの学習です。なにもできない……とうなだれながら、唯一できたのがこれです。進捗は40→61/77となりました。時間にすると4時間くらいです。だいぶ学習が進んできたので、学習内容は細かい機能になってきました。あとはもうやらなくてもいいかと思いつつ、まとめの課題が残っているのでそれは他にやれることがないときにでもやろうと思います。
動画教材はあとはフォトショが残っています。当初はDreamweaverもやろうかと思っていましたが、VScodeで学習を進めていますのでこちらはやらないことにしました。
というわけで、優先順位は高くないですが、引き続き取り組むこととして頭に入れておきます。

本を読んだ

なんとなく読書をする気持ちにはなったので、何冊か本を読みました。
読んだ本は

  • ちょっとのコツでうまくいく! 躁うつの波と付き合いながら働く方法(秀和システム)
  • 「利他」とは何か(集英社新書)
  • しぶとい十人の本屋(朝日出版社)

以上三冊です。
一冊目「躁うつの波と付き合いながら働く方法」は双極症のことを知る入門書にもなりつつ、病気とうまく付き合うための知恵を得るところまで踏み込んでいます。知識だけでなく体験や実践についても書かれていることで、当事者にとっても周りの方たちにとっても実感をもって学ぶところがあります。余裕があれば読書メモをまとめたい気持ちもありますが、わたしが書くまでも無さそうだという思いもあるので、優先度は高くありません。ですがとりあえず手元にあると心強く感じるような本です。

二冊目「『利他』とは何か」は、「利他」というテーマについてそれぞれ異なる立場の研究者たちが論じています。新書らしいというか、ほど良く気楽に読めて、なるほどなあと思うところもあります。
共通して浮かび上がることとしては、「利他」とは「うつわ」を自らのなかに持つことである、ということ。
どういうことかというと、「他人になにかしてあげる」ということは突き詰めると利己です。つまり「利他的になろうとすることが利己的」ということです。
そこで、「利他」とは意図しないところ、無為にこそに宿る。自分の行為の結果は相手を信頼して委ねる。そういう意図しないもの、無為、委ねた結果……などを受けとめるためのものが、「うつわ」である。そのように「利他」のことを捉え直しています。
ここからはわたしの感想です。
「なにかやってあげたい」と思うときの利己性に気づいておくことは、行為の結果としてなにが起こるかは分からないが、それを平静に受けとめる……という構えになります。わたしは「なにかやってあげたい」こと、つまり利己が悪いこととはあまり思っていません(相手に押し付けて、不快な思いをさせたり不利益を生じさせたりしないなら、です)。たとえば寄付をするといろいろな結果を生じさせ、そのすべてが良いこととは限りませんが、それでもわたしはしないよりしたほうがいいと概ね思っています。
「なにかやってあげたい」と動くときそれはあくまで利己であって、結果のすべてを操作することはできず、相手を信頼して委ねることが必要である。そう分かっておけば、より良い形で利己を行使できると思います。

三冊目「しぶとい十人の本屋」は、できれば読書メモをつけたくて、いま読み直しています。独立型書店を営む方々のことを書いた本で、完全に趣味として読んだのですが、非常に興味深い本でした。障害者のこともフリーランスのことも書いていないものの、そのテーマを念頭にも読み解くことのできる本だったと思っています。

そういうわけで、特にwebデザインの学習に直結するわけでもない読書をしていました。が、興味を持った本を読んで過ごせたこと自体は良かったと思っています。本が読めなくなったとずっと悩んでいたので、自然に本を開けたことは、学習が進むこととは別のところでの前進があった表れと思えたというか、いわば「リカバリー」が進んでいるのかなという思いが生じました。
(「リカバリー」とは精神障害当事者の生活を語るうえでの用語ですが、説明は割愛します)

活動について

今回の活動量は、前述のとおり勉強が4時間くらい、ピアノは2時間くらいです。あとは読書と、少し運動。
前回の記録でピアノの練習に追われていたと書きましたが、明らかに反動が来ていて、通常通りに過ごしたいなんて言っていたものの到底無理でした。ぐったりしている日々がとにかく続いていて。日記をつけているのですが連日「昨日と同じく調子が悪い」みたいなことを書いていました。

生活について

なかなか振るわない半月だったわけですが、それなりに積み重ねもありました。
まずは運動。週1くらいですが、体育館には通っています。筋トレは負荷を自分で決められるのでいいのですが、問題は体力づくりです。しかしこちらが一番の目的。これには有酸素運動も必要だと考えていますが、わたしは本当に体力がないので走ったりする自信がなくて。
しかし、トレーニングマシン(トレッドミルといういわゆるランニングマシンです)を使うと、不思議と走ってみようかと思うんです。どうせ同じ時間やるなら効果を上げたいとか、フォームに集中できるからとか、いろいろな理由があると思います。これは良い発見でした。走りたくなったら、面倒でも割り切ってマシンを使いに行く。こう思っておけば、日常の中で「本当は走ったほうがいいんだろうな」とかも思わずに済みます。
それと、運動をするとすごく眠れるし、食べることができます。
どうも食が細くなってしまって、うまく食べられないようになっていました。その改善としても運動は役立っています。
ちなみになんとかして食べるために、「量は減らさず回数を増やす」ということを試みています。一回分の食事を半量ずつにして、二回に分けて食べるということです。こうすればトータルの量はちゃんと食べられますし、無理に食べて苦しくなることもなく、おなかが空いたら罪悪感なく追加で食べることもできます。にわかな知識ですが、こまめに食べることで消化が整う(つまり、食べやすくなる)効果も狙えるそうです。
わたしは睡眠時間も一定にするより「そのとき必要なぶんだけ都度寝る」のが合っているようです。食事もそうで、「必要なぶんだけ都度食べる」のが合っているのかもしれません。

また、今日は勉強も練習もできそうにない、という日は、仕方ないのでなにか別のことをして過ごす。それはできたように思います。たとえば前述の読書もですし、ゲームをしたり、人と話したり。部屋の不要なものを捨てたり、気分転換に出かけたりもできました。あと、以前からチケットを取っていたコンサートに行きました。そういう意味では充実していた半月です。
特に、Discordサーバーで仲間とお話をしたのはとても良かったです。だいぶ元気が無い日だったのですが、お話したあとは元気が出ました。友達もありがたいですが、仲間は特有の苦楽を分かちあえるというか、本当にいいものです。

しかしそれでも、振り返ると「調子が悪い日が多かった」「勉強や練習ができなかった」というまとめにならざるを得ません。それがなぜかと考えると、当たり前ですが「勉強や練習ができる生活をしたいから」ということになります。
でも本当にそうなの? と突き詰めて考えたとき、実はそうでもないのではないか、とも思います。勉強は要するに、ほとんどは仕事のためとして頭に浮かびます。しかしわたしがなぜwebデザインを志すのかというと、「仕事にしたい」の前に「身近の人の役に立てたい」ということがあります。きっかけは後者だったし、いまでも優先順位をつけるならそれは変わりません。
ですから根っこに立ち返ると、仕事になる必要はないのです。自分が健康でいて、役に立ちたいひとのために生きられるのならば。
実際に生活していくにはそうも言っていられない……というのはもちろんありますが、でもこれを忘れてはならないとも思っています。仕事にするために自分が追い詰められたり、身近なひとを傷つけることになったりしてはいけないのです。
以前も書きましたが、日々においては「体調に合わせて『できた』と思える過ごし方を考え、実行する」こと、そして長い目で考えるときには「自分の生き方を自分で決めて納得できること」こそが、わたしには大切です。
そういう視点で振り返るなら、「勉強や練習ができなかった」のは変わりませんが、「その日にできることはやっていた」という結論も加わると思います。これについてはひとまず良かった。

ちなみに主治医には「なにもできなかったというほどでもなく、でもやると決めていることができたわけでもなく、気晴らししたがさほどの納得感もなく……」などと報告しました。
これについては、「がんばる」「やすむ」「いやし」の3つのモードがあって、それぞれのバランスが取れるようになる。だから休んだり癒やしたりすることで、頑張ることもできるようになる、と言われました。癒やしとは先に挙げたような気分転換とかですね。以前読んだ本(「休養学:あなたを疲れから救う」)でいうところの「活力」を得るための行動のことです。運動、趣味とか。
もう少し、焦らずに自分らしく取り組むことを考えたほうがいいのかもしれません。

というわけでこの半月のまとめとしては、「否定的な感情が増したら初心に立ち返る」「自分の納得できる過ごし方を考える」「頑張れないときは休む・癒やしを意識する」という感じになりそうですね。

10月後半にやりたいこと

  • 参考書を読む(5章最後まで)

この記録をつけるのが遅くなったため、後半もあと10日しかありませんが……。
どうも、先が見えていない感じがします。前回も書きましたが、勉強してどうするのか? どう実践していくか? 今回の振り返りを踏まえるなら「なにを」実践するかも大切です。
そういうわけで考えてみたのですが、知人や縁のある団体のwebサイトを作成できるようにすることを優先の目標にします。知人については実は以前から話していて、年度末を目標としています。団体についてはそれが終わってからでも。
そこから逆算して考えることとしました。
知人のサイトを作るのに最低限必要なのは1カラムページを作る技術ですが、現在のwebサイト作成の参考書でもひとつの章(8章)にまとまっています。こちらに優先して取り組みます。
現在は前提となるヘッダー・フッターと、レスポンシブデザインのCSSを学んでいます(これが5章)。これらが終わったら他の章は飛ばして1カラムページの学習をします。というわけで来月から取り組めるよう、今月中に1カラムページの学習の準備を整えることにしました。

とりあえず目標とするのはこのひとつに絞ります。
これができないときにはデザインのドリルやフォトショップの学習など、そのときにできることをやるつもりです。
全体の指針としては先に書いたとおり、「自分の納得できる過ごし方を考える」ことであり、それが達成できるならなにをやっていてもそれが正しいのだと忘れないようにします。

Discordサーバーは、少しずつ仲間が増えています。
リラックスして、気兼ねなく話せているような雰囲気です。もう少しの間、時間をかけて地盤固めをしていきたいと思っています。
ご興味のある方は当事者でなくてもOKですので、お声かけください。

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