こんにちは、yasuhaです。
今日もご覧くださりありがとうございます。
今回は、PFスタディという心理検査を受けましたので、その体験をシェアしてみます。
どうぞお付き合いください。
PFスタディとは
なにかストレスのかかる状況が起きたときの対処の傾向を見る検査、と主治医から説明がありました。対処は大きく三パターンあり、それは「自責(自分を責める)」「他責(他人を責める)」「無責(誰も責めない)」とのこと。どれが悪いと評価をつけるものではないです。
昔からある検査のようで、調べたら1948年ころに考案されたものなのだそうです。場面を描いたの絵(一コマ漫画のような感じ)を見て行う検査ですが、場面が古くて分かりにくい絵もありました。
検査を受けた経緯
この検査をなぜ受けたのか? についてですが、あるときの定期受診で、「怒りの対処ができない」という相談をしました。
わたしは怒りを感じる場面に出くわすたびにすごくストレスがたまるし、ただイライラするのではなくて体調を崩すので困っているという話です。そこで、ストレス場面でどのような反応をしているのかを見てみることにした、という経緯です。
精神科医ではなく臨床心理士さんと一緒に検査をしましたので、医療機関によっては検査を受けるのが大変かもしれませんね。
どんなテストだったか
先にも少し触れましたが、漫画の一コマみたいに場面を描いた絵があり、片方が喋っています。もう片方の吹き出しは空欄となっており、ここを埋めるという形式です。これが24問あります。
ぱっと思いついた言葉を書くとのこと。
終了後、心理士さんから「これはどういうことですか?」と質問があり、補足しました。
また、「答えにくかったのはどれですか?」という問いもあり、こちらも説明しました。
以上で終了です。30分程度かけて行いました。
結果が返ってきて思ったこと
わたしは次の受診(三週間)で結果をもらいました。
詳細は割愛しますが、結果をざっくりと共有します。自分なりに言葉を噛み砕いて記述します。
- 自分に原因がある場合は一般的な反応をしている
- 原因が誰にあるか? と考える視点から反応している
- 原因が他者にあると思った場合は、他者に解決を求める
- 相手の立場に立ったり、相手を許したりしようとしない。自分の立場の理解を求めて説明することもしない
- 疑問や問題意識があっても、自分のなかで抑えて飲み込むことが多い
心理士さんからは、わたし用に結果をまとめた紙をもらいました。主治医にはもっといろいろなことが報告されているのではないかと思います。
「一般的な反応」とはなにか? とか、いろいろ聞いておけば良かったなと思っていますが、それは次回以降やるとして。
検査結果を元に話すことで具体的な話ができて、とても良かったです。
たとえば「道が混んでいて駅に着くのが遅れ、電車が行ってしまって困った」という感じの場面があります。この場面の説明をしている人(おそらく運転手?)と、電車に乗れなかった人の二名がいる場面で、電車に乗れなかった側に吹き出しがあります。運転手が駅まで送ったという場面だと思います。
(場面の解釈自体が検査に含まれるのかは分かりません)
わたしはこれに対して、「仕方ない。他の手段はありますか」といった具合に回答しました。困ったと表明してもどうにもならないと考えたためです。
ですが主治医からはこの回答について、「この人はそんなに困っていない、と相手に捉えられるかもしれませんね」「自分は困っていると表明することで、相手がどうにかしようとしてくれるかもしれませんよね」というような提起がありました。
わたしはこれについてまた「困っていると駄々をこねないとどうにかしようとしてくれないのはイライラする」という話をしました(こういう感じにわたしは怒りを持て余しているのかもしれません)。
このやり取りからも、上記の結果がなんとなく反映されているのが分かるのではないでしょうか。こういう話を通して自分の傾向が見えたというわけですね。
さてこの話はただ結果を出して終わりではなく、まとめとして「こうしてはどうか」というアドバイスが書かれていました。当然主治医とも、それについても話しました。
わたしの場合は「自分の気持ちや考えを伝えるようにすると、今よりコミュニケーションに納得感が得られる(うまくストレス対処できる)かも」という話に落ち着きました。
というわけで、検査を通じて具体的な対応にしっかりつながったのが良かったです。以前受けた発達障害の検査は、なにか自分に対するアドバイスが返ってくるようなものじゃなかった(ひたすら試されている感じがしていた)ので、今回の検査は簡便だし自分にプラスのものが返ってきて、受けて良かったなと思いました。
まとめ
先ほど書いたように、わたしとしては、受けて良かったと思える検査でした。
不満や不快を表明することにはものすごく抵抗がありますが、少しはやってみようか……と思いました。検査をしたことで、ここに根拠や納得感があるということが強いです。
ストレス対処に困っている人には役に立つところのある検査ではないかと思います。
お役に立てば幸いです。お読みくださりありがとうございました。


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