こんにちは、yasuhaです。
今日もご覧くださりありがとうございます。
今回は、2025年7月20日の参議院選挙に向けて各党の障害者政策の公約を見てみましたので、それをまとめてみます。当事者のひとつの意見を、投票行動の参考にしていただけたら幸いです!
はじめに
本文の前に、本記事の心得(?)です。
まず、公約は公式webサイトより抜粋して引用し、出典(アドレス)を明記します。テキストは、Ctrl+Fによって「障害」というワードで検索して探しました。テキスト検索ができないものもあるかと思いますので、目でも探しています。が、当然見落としは生じているものとお考えください。
障害者政策全般をまんべんなく紹介するより、障害者が働くことについての記述を優先して紹介します。ただし、わたしが気になったことは全般的に取り上げます。閲覧の際には、ここには恣意が働いていることを念頭に置いてください。
こちらの記事はごく個人的な視点・意見で発信します。わたしはリベラルを支持していますので、意見はそちらに偏るかと思います。これはひとりの当事者・有権者としての視点で発信することを趣旨としているためです。なお念のためにわたしについての説明を簡単に添えておきますと、わたしは「双極症患者」で「障害者(手帳3級)」で、「フリーランス・複業で働いている」「独身の30代の女性」です。
できる限り客観的な情報収集に努めていますが、偏りが生じることは当然とお考えください。
こちらの記事を書いた理由は、障害者政策(特に障害者が働くこと)についての情報を発信することで、投票行動に役立てていただけたらいいな、という考えたからです。総務省のwebサイトによると、前回の衆議院選挙(令和6年10月)の投票率は53.85%、前回の参議院選挙(令和4年7月)は52.05%だったようです。投票率が上がることは民主主義の根幹であると考えています。この記事を見て、「こんな政策があるなら投票したい」と思ってもらえたら幸いだと考えています。
政党のチョイスと並び順の理由は、下記のようになっています。
- 自由民主党:与党
- 立憲民主党:第一野党
- 国民民主党:前回の選挙で躍進している
- 参政党:今回話題になっている
- 日本共産党:長年の対抗勢力
- 社民党:政党要件がかかるリベラル政党
前置きが長くなりましたね。どうぞよろしくお願いいたします。
自由民主党
参照したページは参院選公約2025です。まず、「障害」という文字検索は1件ヒットしました。以下の通りです。
少人数学級や部活動の地域展開、いじめ対策を進め、不登校や発達障害等すべての子供達が安心して学べる質の高い教育を実現します。改正給特法の確実な実施で志高い教師を確保します。
こちらは障害者全体ではなく、非定型発達の子どもの支援についての記述ですね。障害者全般についての記述ではありません。
総合政策集2025 J-ファイルは75件ヒットし、成人の精神障害者についてや、働くことについての記述もあります。
国民の精神保健医療福祉の一層の推進と質の向上を推進します。
https://storage2.jimin.jp/pdf/pamphlet/202507_j-file_pamphlet.pdf 69ページ
(中略)
精神障害者の方々が、地域の一員として安心して自分らしい暮らしをすることができるよう、医療、障害福祉・介護、住まい、社会参加、地域の助け合い、教育が包括的に確保された「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築を進めます。
ハローワークの機能強化等により、若者、女性、高齢者、障害や難病のある方など一人ひとりの状況に応じた就労支援を積極的に進め、全員参加の社会を目指します。
https://storage2.jimin.jp/pdf/pamphlet/202507_j-file_pamphlet.pdf 78ページ
(中略)
勤務地や職務、勤務時間を限定した「多様な正社員」の導入や非正規雇用労働者の正規雇用への転換などを行う企業への支援により、正規雇用への転換を希望する方々のキャリアアップ等を図るとともに、労働者派遣法に基づき、派遣労働者の正社員化など雇用の安定とキャリアアップの実現を図っていきます。
障害者等の農業分野での活躍を通じ、自信や生きがいの創出と社会参画を促す農福連携の取組みを強力に推進します。
https://storage2.jimin.jp/pdf/pamphlet/202507_j-file_pamphlet.pdf 92ページ
地方において魅力ある職場を生み出すため(中略)支援します。また、地方における女性や高齢者等の一層の社会参画が可能となるよう(中略)高齢者や障害者も安心して働くことができる雇用環境の整備などを進めます。
https://storage2.jimin.jp/pdf/pamphlet/202507_j-file_pamphlet.pdf 102ページ
障害当事者が農業や地方で働けるように……という政策については、以前別の方の政策でも見たことがあります。これについては感じ方が分かれるところかと思います。農業や地方での労働力不足対策に「障害者への就労支援を都合よく組み合わせている(本来なら、就労支援において特定の働き方に誘導するのは望ましくない)」と思う方もいるでしょう。一方で、複数課題を同時に解決しようとするのは合理的・革新的だし、特定の政策があることは望ましく、必ずしもすべてのひとに当てはめる意図のものでもないことと考えれば、良いものだとも感じる方もいるでしょう。(上記の通り、農業・地方以外での就労支援についても記述がありますし)
ひとりの当事者としてのわたしの所感を添えておくと、自分の住まいや職業は自分で決めるものという考えがあるので、農業や地方で……というのは少々おせっかいに感じられます。もっと言えば、都合がよい話だとも思いますね。
立憲民主党
参照したページは立憲民主党政策集2025より「障がい・難病」のページです。見ての通り障害者政策用に1ページ用意されているので、文字検索はしていません。
気になったところを抜粋します。総論です。
「障害者の権利に関する条約」の第27条(労働及び雇用)が「締約国は、障害者が他の者との平等を基礎として労働についての権利を有することを認める」とうたっていることに鑑み、働く全ての障がい者にディーセント(働きがいのある人間らしい)でインクルーシブな就労の場を確保することを目標に据え、政策に取り組みます。
https://cdp-japan.jp/visions/policies2025/22
普遍的・人道的な働き方を総論で示してあるのは嬉しいですね。
「就労支援、社会参加」についても項目があります。内容はひとつひとつ引用すべきというよりは全体として妥当にまとまっているという印象でした。
「福祉的就労利用者の一般就労への移行を進める」「就労継続支援B型や地域活動支援センター等を利用している障がい者についても(中略)労災や健康診断などといった労働法規が一部適用されて安心して働ける(後略)」「低工賃問題への対応を図り(中略)就労場所の確保や一般就労への移行促進も含めた自立可能な仕組みを構築します」などですね。
全体的に、一般就労に近づけていくという考えがありそうですね。総論にある「平等」が意識されているような気がします。
所感です。
現行制度を活用しながら(つまり、制度そのものには批判的ではない立場で)非障害当事者と同じように生活できるようにしていくという印象です。特に金銭的な負担をなくし所得を増やす政策が充実しているように感じました。
野党第一党らしいバランス感というか、現実的な落としどころを見ている政策が並んでおり、抜本的に制度を組み替えたり新設したりすることはしないように見えます。議席も多いですから、実現性も比較的高くなるのではと思います。共産党の政策と比べるとかなりマイルドで、リベラルのなかにも程度の差があることが分かります。
そして、特筆しておきたいことがひとつあります。
複合差別など女性や性的マイノリティの障がい者が直面する課題の実態調査を行い、意思決定の場への参画を進めていきます。
https://cdp-japan.jp/visions/policies2025/22
「女性や性的マイノリティへの対応」という項目の一文です。短い文章ですが、複合的なマイノリティの存在を認識していることが分かる一文で、これは非常に意味があると思いました。シンプルに、がんばってほしいと思う政策です。
国民民主党
政策各論インデックスから検索をしました。
政策パンフレットというpdfもあるのですが、こちらはテキスト検索がうまく働きませんでした。(文字情報になっているのは一部で、他は画像で作ってあるのではないかと思います)
また、「障害」ではなく「障がい」という言葉を使うようにしているようですね。(今回はこれについての意見は割愛します)
11. 障がい児・障がい者への包括的支援の強化として政策がまとまっていました。成人の部分について抜粋しますが、働くことについての言及はごくわずかです。
障がい者支援のため、優先調達の促進(就労支援施設からの自主製品の優先調達)や適正な工賃の検討を行います。
https://election2025.new-kokumin.jp/policies/specifics/specifics3/#anc_content11
ちょっと驚いてしまったのですが、これだけです。
就労支援施設で働く障害当事者についてしか言及していません。つまり一般就労に対しては政策ゼロなのです。残念だと感じました。
でも良いと感じたものもあります。
「障がい者の投票機会確保と政治参加の保障」という政策が明記されていることです。詳細は「政策立案過程でAIを積極的に活用し、広く国民の声を聞く」という説明になっていて障害当事者への焦点はぼけてしまうのですが、障害当事者に対する政策のなかに明記されているのは良いことだと思います。障害当事者の投票や政治参加に関するアクセシビリティは改善すべきものだと思いますので、もっと具体的に踏み込んでくれたらもっと良いなと思います。
参政党
こちらのページを参照しました。7つの項目があります。
「障害」という単語で1件ヒットしましたが、「妊娠出産を担う女性の一部は不本意に働かざるを得ないという状況が出産や子育ての障害となり、少子化に拍車をかけている。」という一文であり、障害当事者についての記述ではありませんでした。
つまり障害当事者に対する言及はひとつも見つけられませんでした。
この記事の趣旨に基づけばこれで終わりなのですが、参政党は今回の選挙でかなり注目されており、看過できないことがいくつかあるので、わたしの意見もはっきり書いておきます。
わたしはこの政党に議席を与えてはならないと考えています。
現在絶版となっている「参政党Q&Aブック」には、「発達障害など存在しない」という記述があるそうです。(複数のXポストで、紙面のスクショや写真が添付されています)
また、前代表が過去の演説で「利権が精神病を作った。医学的には精神病はない。利権は発達障害というマーケットを作った。日本人だと納得したらほとんどの精神病は治る」という旨の発言をしています。これは動画が残っています。(言い添えると、現在はその発言は止めているとXに書かれてはいます)
メディアによる報道も見つけました。
一般社団法人日本自閉症協会の公式Xが2025年7月16日、「発達障害など存在しない」と主張する「ある政党」を批判した。
https://news.livedoor.com/article/detail/29183985/
(中略)
投稿では「WHOや米国精神医学会には診断基準があり、日本には超党派の議員立法により成立した発達障害支援法があります」と説明し、「発達障害などないという根拠のない主張で私たち当事者や家族を苦しめないでください」と訴えた。
(中略)
投稿では具体的な政党名を明示していないものの、14日の投稿では「参政党の『発達障害など存在しません』発言により不安を覚えた当事者から当会にもメール等が届いております。断じて許す事は出来ません」として、参政党の発信に懸念を示していた。
これは、非定型発達や精神疾患の当事者を大きく苦しめるものです。
わたしはこの考えを支持することはできません。
また演説で、男女共同参画についても間違いだと述べています。
神谷氏は演説で、国内で人口減が進んでいる現状に言及。「今まで間違えたんですよ。男女共同参画とか。もちろん女性の社会進出はいいことだ。どんどん働いてもらえば結構」とした上で、「これを言うと差別だという人がいるが違う。現実だ。申し訳ないけど、高齢の女性は子どもは産めない」と発言した。
https://www.asahi.com/articles/AST732SH7T73UTFK02DM.html
そして「若い女性に子どもを産みたいとか、子どもを産んだ方が安心して暮らせる社会状況を作らないといけないのに、『働け働け』とやり過ぎてしまった」と主張。
わたしはこの発言については、自分の働き方を決める権利や、性と生殖に関する健康と権利(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)を阻害する発言であり、まったく許せない女性差別であると考えます。
こちらについても非常に差別的で、強く抗議すべき内容であると受け止めています。
現在の調査のひとつでは、議席の取得見込みは15席ほどというものもあるようですね。共産党のところで後述しますが、11議席は大きな分かれ目となるようです。
また、最近の演説ではゆくゆくの与党入りを目指すという発言もあったと報道されています。
参政党の神谷宗幣代表は13日、千葉県柏市内の街頭演説で次期衆院選で与党入りを目指す考えを示した。
https://mainichi.jp/articles/20250714/k00/00m/010/002000c
(中略)
与党の枠組みについては言及しなかった。
野党を支援したい方はこのことも考える必要があるでしょう。
共産党
参照したページは「2025年参議院選挙各分野政策」より「28、障害・難病・慢性疾病」のページです。が、その前に政策検索で「障害」とキーワードを入れると322件出てきました。これではとても障害者政策に絞ってチェックできないので、こちらから探すのは諦めたという経緯があることを言い添えておきます。
そもそも「各分野の政策」がなんと100項目あります。「8、福祉・生活保護」であったり「12、女性とジェンダー」「13、リプロダクティブ・ヘルス&ライツ」など興味のある分野はいくつもあったのですが、ちょっと追いつかないので割愛とします。
しかし、「この分野についてこの政党はどんな意見を持っているのだろう?」という疑問に対して、まず答えがある政党なのではないかと感じました。これはすばらしいことだと思います。
2014年に日本が批准した障害者権利条約は「障害のない市民との平等の実現」が根幹であり、支援をおこなう社会的責任が国や自治体にあることを宣言しています。
https://www.jcp.or.jp/web_policy/12511.html
障害者・患者は雇用、福祉労働において低賃金におかれており、障害年金も低額です。障害者・患者の所得保障の拡充は切実な課題で、早急な対策が必要です。
これが最初の一文です。経済的な困窮に真っ先に言及しており、素直に好感を持ちました。
多すぎて引用できませんが、「障害基礎年金の引き上げ」「障害者にかかわる政策・計画の実施や監視に障害者やその家族の参加を位置づけ」あたりは興味を引かれました。そしてわたしがとりわけ注目したのはこちらです。
応益負担、所得制限をなくし、利用料は無料にします。障害者が非課税でも配偶者が課税の世帯は利用料が発生するため、収入認定の基準は障害児も含めて本人所得のみの収入認定とします。
https://www.jcp.or.jp/web_policy/12511.html
これ、わたしはめちゃくちゃ切望しています。
わたしの場合は応益負担との話とは違いますが、仕事をしていたときがあるので、辞めてからも課税世帯であり、金銭的負担を解決できなかったために障害福祉サービス(就労移行支援)の利用を諦めました。「就労に向けた行動をするために利用料を払わないといけない(払えないと利用できない)」という実態には、強烈な違和感がありました。
また、わたしは通いたい就労継続支援B型がありましたので、配偶者が課税されているうえで通うことを検討して経費を計算したのですが、むしろ赤字になる見込みでした。利用料と交通費で、B型で得られる賃金を上回ってしまいそうだったんですね。これも、B型の利用は現実的ではないという判断をしました。
これもわたしの就労の機会を奪うものです。
この政策は極めて妥当で、重要なものであると感じています。
また、「障害のある女性の権利、ジェンダー平等、リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(性と生殖に関する健康と権利)の保障」という項目も非常に充実していました。
希望しない異性介助は禁止します。
https://www.jcp.or.jp/web_policy/12511.html
(中略)
障害のある女性の婦人科検診や受診、出産を受け入れる医療機関を拡充します。
特に異性介助の禁止はかなり踏み込んでいますね。ここまでハッキリ政策に書けることには舌を巻きました。
そして年金についてです。
障害年金の申請を困難にしている初診日認定を、大幅に緩和します。
(中略)
障害基礎年金にも3級を創設し、障害者の所得の権利を拡大します。
この辺りまで読み進めて、正直に言って感動しました。
わたしの困りごとにクリティカルな政策がたくさん並んでいることを実感したからです。
特に基礎年金3級は非常に重要です。3級は働けると考えられることが多いですが、事情は様々です。そもそも障害厚生年金には3級があるのですが、3級には年金が必要ということを示唆していると思います。
わたしは初診日のとき学生で、つまりは厚生年金に加入していない頃でしたので、厚生年金の受給資格がありません。基礎年金にも3級があれば、と何度思ったことか。これは障害者の現状を非常に理解した政策であると思います。
初診日認定緩和と基礎年金の3級創設、強く支持します。
あとは細かいところですが、「障害のある人やタッチパネルに不慣れな人のためにも人的配置を残」すことや、「体の不自由な人や投票所に行くことが困難な人のために、希望する自宅や病院・施設を回る「巡回投票」をすすめ(中略)障害者の投票権を保障するために、移動投票・郵便投票を改善」するなども細やかです。
さて政策の引用はここまでにします。ここまでの記述で分かるとおりかと思いますが、立憲民主党と比べると、これまでの経緯とともに、かなり具体的、抜本的なことが書かれている印象です。
さて、参政党の項目で11議席は大きな分かれ目と先述しました。これについて書きます。参考にしたのはこちらのXポストです。以下に引用します。11議席あることで……
- すべての委員会に委員を配置できる
- 法案提出ができる
- 本会議質問に影響する
ということらしいです。
①は、参議院にある11の常任委員会すべてに議員を配置するために必要。
②は、法案提出に提出者1人+10人の11人が必要。
③は、議員運営委員会に携わるために10人必要。
こちらの画像によると、現在(2022~2025年)は11議席で、参議院本会議登壇階数は104回。以前の9議席だったころ(2004~2007年)は8回とのこと。少数政党は、ひとつの議席が相当に影響するようですね。
この点も加味して投票行動を選ぶのもよいかと思います。これについては次の社民党でも書きます。
社民党
最後に社民党です。参照したページ(pdf)はこちらです。
実はびっくりしたのですが、「障害」での文字検索はヒット0件でした。目視もしましたがこちらもありませんでした。いくら小さな政党と言っても、リベラル政党に障害者に関する記述がまったくなかったことは、とても残念です。
と、障害者政策についてはこれ以上書けることもないのですが、社民党には大事な話題があります。「政党要件」についてです。
今回の選挙は、社民党には政党要件がかかっています。記事から引用します。
今回の参院選は、社民党が全国の得票率2%を獲得し、公選法上の政党要件を維持できるかどうかが注目されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46b3cef623613ca8ddb61ce6f18261415c3631f8
(中略)
政党要件は(中略)(1)国会議員5人以上(2)直近の衆院選か参院選の得票率が全国を通じて2%以上―のいずれかの条件を満たす必要がある。
社民の所属国会議員は3人でうち1人は今回改選の参院議員だ。
(中略)
2024年衆院選比例代表の得票率は1.71%にとどまったため、今回の参院選で2%を超える必要がある。
政党要件を失った場合、次期衆院選で重複立候補が認められない上、ポスターの枚数や選挙カーの台数も減る。比例代表への候補擁立の際は条件を課される。衆院選は各ブロック定数の10分の2以上、参院選は選挙区と比例で計10人以上の候補者を立てなければならない。
まとめると、社民党は現在3人の議員がおり(今回は1人改選)、これを5人に増やすか、2%以上の票を集める必要があるということです。
ちなみに現在の議席予想では、だいたいの予想で1議席確保との見通しではあるようですね。
まとめ
というわけで、障害者政策についてまとめました。
参考になれば幸いです。
特に今回の投票においては「11議席(参政党、共産党)」や「政党要件(社民党)」もポイントのひとつかと思いますので、この点も投票行動の参考にしていただければと思います。
今回のわたしの投票先についても書いておきます。選挙区(神奈川県)はあさか由香さん(共産党)、比例代表は大椿ゆうこさん(社民党)に入れました。
神奈川県は4人区でして、わたしが見た限りでは自民党と立憲党のふたりが確実です。3席目は参政党が少し出ていて、4席目を国民、公明、共産で争っています。当選確実なところに入れるより当落線上のところに票を入れたいことと、共産党の政策がわたしにマッチしていたことから入れました。
比例については上記のとおりで、社民党の政党要件を満たしたいために入れました。リベラルの政党が減ることには危機感を覚えます。ちなみに共産党は共産主義・社会主義で、社民党は社会民主主義であるという違いもあります。わたしはどちらの意見も、今の議会には不足していると考えています。ですので票を共産党と社民党で分けました。政策だけ見るなら両方共産党に入れたかったのですが、全体の構図を見たつもりです。
参院選は明日、7/20です。投票時間は原則午前7時から午後8時ですが、早く閉まるところもありますので注意してください。
ぜひ投票に行っていただければと思います。
お読みくださりありがとうございました。
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